最近は在宅勤務を導入している企業が増え、オフィス出社とテレワークのハイブリット勤務をしている人も多いのではないでしょうか。
実際、家から出ることなく仕事ができるライフスタイルには大きな魅力がありますが、出社しない日が続く日々は身体の不調やストレスの原因となりかねません。
エンジニアとして長年ハイブリット勤務を経験している筆者としては、在宅ワークの頻度は週2日をおすすめしています。
今回は週2日の在宅勤務をおすすめする理由と、週3日以上テレワークをする際の注意点をご紹介していきます。
目次
在宅勤務にはメリット・デメリットがある
働き方改革によってサラリーマンの「働き方」が変わりつつある現在ですが、オフィス以外で仕事ができる在宅勤務にはメリット・デメリットの両側面があります。
在宅勤務のメリット
- 通勤する必要がない
- 自由な時間が増える
- 家事や育児と両立しやすい
- 勤務地の制限が緩い
- 煩わしい人間関係が少なくなる
在宅勤務のデメリット
- 仕事とプライベートの切り替えが難しい
- 職場の人とのコミュニケーションが不足しがち
- 自己管理が難しい
- 運動不足に陥りがち
テレワークによって自由な時間は比較的増えますが、仕事とプライベートの切り替えが難しいなど、自己管理をしっかりしなければなりません。
在宅勤務は週2日がおすすめの理由
在宅勤務の利点や欠点をある程度ふまえた上で、週2日のテレワークを取り入れることをおすすめする理由をご紹介していきます。
睡眠時間を確保できる
どのような職業や職種に就いていたとしても、繁忙期には少なからず残業をすることになります。残業が続くことによって、プライベートの時間が削られたり、睡眠時間を十分にとることができないこともよくあることです。
睡眠不足の状態では仕事の生産性が落ちます。また、眠れていない状況が長く続くと身体の不調や病気の原因となりかねません。1週間の仕事のなかで適度に在宅勤務を挟むことで、最低限の睡眠時間を確保することができます。
ただ、在宅勤務の前日は就寝時間が遅くなりがちな人も多いでしょう。「明日は在宅だから夜更かしできる」という感覚は捨てて、普段と同じような時間に眠るよう心がけましょう。
プライベートの時間を確保できる
平日は仕事、休日はプライベートのように割り切った生活をしている人が多いのではないでしょうか。在宅勤務の場合、長く残業しなければ週2日は夜の時間を有意義に使うことができます。
今までは時間がなくて諦めていた趣味も、簡単なものであれば在宅の日に楽しめるようになります。読書や映画鑑賞、ランニングなど平日の夜でもできる趣味を見つけてみてもいいかもしれません。
運動不足にならない
テレワーク中心の生活をしている人の話を聞くと、体重が増えて太ったという悩みを抱えている人が多いです。肥満が病気のリスクを高めるのは言うまでもありませんが、日々の生活に適度な運動を取り入れるのは大切なことです。
あまり意識していないものですが、通勤や出社している時間も立派な運動です。特に電車通勤では、乗り換えやオフィスまでの道のりなど、歩くことでカロリー消費が期待できます。
週3回以上の出社をするのであれば、適度な運動を自然とこなすことができるでしょう。
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職場の人とコミュニケーションを取れる
在宅勤務が普及したことで、職場の人との関わりが疎遠になったと感じる人も多いのではないでしょうか。
コロナ禍では、入学・入社してすぐにオンライン授業や在宅ワークに移行することが多く、親しい関係性を築きにくい状況でした。文面でやり取りするよりも、やはり面と向かってコミュニケーションを取る方が距離が近く感じるものです。
週3回ほどの出社機会があれば、直接コミュニケーションを取る機会が増え、自ずと仕事がしやすい環境作りがされることでしょう。
在宅勤務を週3日以上する場合の注意点
在宅勤務は、週2日の頻度が仕事やプライベートのバランスがとりやすいとはいえ、会社の方針によってフルリモートで毎日の在宅勤務を余儀なくされることもあるでしょう。
「テレワークうつ」という言葉があるように、家にこもる生活を続けていると精神的なストレスもたまりやすくなります。また、人によっては仕事の生産性が落ちてしまうこともあります。
週3回以上の在宅勤務をする場合、心身ともに健康に生活するために注意すべきことをご紹介していきます。
仕事とプライベートの切り替えを意識する
1週間のうち出社よりも在宅勤務の日数が多くなってしまう場合、仕事とプライベートの切り替えがうまくできないことがあります。
テレワークでは、始業のぎりぎりまで寝ていたり、終業時間を気にせずに遅くまで残業してしまうことでしょう。切り替えがうまくできないと、仕事の生産性が落ちたり、仕事でたまったストレスをプライベートで発散することが難しくなってしまいます。
仕事の開始と終了のめどを立て、気持ちを切り替えられるスイッチを決めておくと、プライベートとの切り分けがうまくできます。
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チャットツールなどで細かく連絡を取る
出社するメリットとして、コミュニケーションを密に取れることを挙げました。つまり、在宅ワークのデメリットとして、不明点や疑問に思ったことを気軽に聞けないという悩みが発生します。
相手の状況が分からないと、いつ連絡してよいのか、どのように聞けばよいのかなど、ひとりで不安になってしまいがちです。
質問ができずに悩み続けてしまわないよう、普段から些細なことや世間話でもいいので、上司や部下と密に連絡を取るように意識しましょう。
また、頻繁に連絡を取ることで、相手がこちらの状況を把握することもできます。チャットツールなどによる細かな連絡によって、自分の職場環境を整え、仕事の生産性を上げることができるので一石二鳥です。
運動する機会を作る
出社が減った分、同様にして歩く時間も減少します。肥満は万病の原因となりうるので、週3日以上のテレワークをするのであれば、週1日でも運動する機会を作りましょう。
始業前にウォーキングをしたり、終業後にランニングをしたりと、自分に合った時間と運動メニューを考えてみてください。ストレッチや筋トレなんかも効果的ですね。
大切なのは、無理せず長く続けることができるように意識することです。健康な状態をずっとキープできるように頑張りましょう。
生活リズムに気をつける
在宅勤務では家にいる時間が長くなるため、食生活が偏ったり、夜更かしをして睡眠不足になったりしがちです。
すべてを完璧にする必要はありませんが、バランスの良い食生活と過不足ない睡眠時間はしっかりと確保しましょう。
乱れがちな生活リズムを整えることこそ、健康の土台となります。「最近、寝不足気味だな」「体重増えた気がする」と感じる場合、ご自身の生活を振り返ってみてください。
まとめ
今回は在宅勤務は週2日がおすすめの理由と、週3回以上のテレワークをする注意点をお伝えしました。
まとめ
- 在宅勤務にはメリット・デメリットがある
- 週2日の在宅勤務で健康&コミュニケーション維持が期待できる
- 週3日以上のテレワークは自己管理が大切
在宅勤務をうまく取り入れることで、QOL向上にもつながります。自己管理を徹底し、ハイブリット勤務を楽しみましょう!