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「Excelで日付を更新するのがめんどくさい」
「いまの時間をパッと表示できる方法があれば知りたい」
Excelで表や請求書などを作成していると、日付や時刻を入力する必要があります。
作成のたびに入力する手間を無くすために、日付や時刻を自動更新してくれる関数を利用しましょう。
今回は現在の日付を表示するTODAY関数と、現在の日付と時刻を表示するNOW関数についてご紹介します。
目次
TODAY関数について
TODAY関数は今日の日付を表示させることができる関数です。
TODAY関数の数式
TODAY関数は日付を表示するだけなので引数はありません。
TODAY関数の使い方
TODAY関数の使い方はとても簡単で、セルに「=TODAY()」と入力するだけです。
今回は納品書のF5セルにTODAY関数を入力し、今日の日付を表示させています。
表示される日付
TODAY関数やNOW関数で表示される日付は、パソコン内蔵の時計を基準にして出力されます。
画面右下のタスクバー上にある時計をクリックすることで、今日の日付や現在時刻を確認することができます。
最新日付・時刻に更新されるタイミング
TODAY・NOW関数は入力したときだけでなく、いくつかのタイミングで最新日付や時刻に更新されます。
ポイント
- TODAY関数の数式を入力するとき
- ファイルを開くとき
- F9 ボタンなどでファイルの更新をするとき
程よいタイミングで最新日付に更新されるので、手動で逐一更新する必要がなくとても便利です。
表示形式を変更する
セルの表示形式を変更しないままTODAY関数を入力すると「2024/1/3」のような表示形式になりますが、セルの書式設定で見た目の設定ができます。
このように「2024年1月3日」などの自由な表示に変えることも可能です。
セルの書式設定についてはこちらの記事でも解説しています。
続きを見る
【Excel】セルの書式設定で何ができる?表示形式やフォント、罫線などの設定を解説
今日の日付を入力するショートカット
TODAY関数はファイルを開いたり、ファイルを更新したりすることで最新日付に更新されます。
逆に『今日の日付を入力するだけでいいので更新は必要ない』という場合、TODAY関数ではなく今日の日付を入力するショートカットを使いましょう。
ポイント
Ctrl + ; :今日の日付を入力する
NOW関数について
NOW関数では今日の日付だけではなく、日付と現在時刻を合わせて表示します。
NOW関数の数式
NOW関数も引数は不要で、セルに「=NOW()」と入力するだけで現在時刻まで表示してくれます。
NOW関数の使い方
TODAY関数と同様に、NOW関数も引数がないので関数を入力すればOKです。
納品書シートのF6セルの時間をNOW関数を用いて埋めましょう。
表示される時間はTODAY関数と同じで、パソコン内蔵の時計が基準となります。
ただ、これではF5セルと日付が重複しているので、表示形式を変更して可読性の高い納品書にしましょう。
表示形式を変更する
まず対象のF6セルを選択し、 Ctrl + 1 でセルの書式設定を開きます。
続きを見る
参考【Excel】セルの書式設定の開き方|ショートカットキーが最もおすすめ
表示形式タブにある分類を『時刻』にし、種類を『13:30』にすることで日付を隠して時刻のみ表示することが可能です。
「OK」を押下することで、F6セルに現在時刻のみを表示することができました。
現在時刻のみ入力するショートカット
NOW関数もファイルを更新することで、常に日付と時刻を最新化する機能を備えています。
現在の時刻を入力するだけであれば、NOW関数ではなく下記のショートカットを利用しましょう。
ポイント
Ctrl + : :現在時刻を入力する
NOW関数と異なり、こちらの方法では日付は表示されず現在時刻のみ表示されます。
まとめ
今回は現在の日付を表示するTODAY関数と、現在の日付と時刻を表示するNOW関数についてご紹介しました。
とても便利な関数なので、ぜひ参考にしてみてください。