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【Excel】割合の求め方と変換方法|数値データをパーセント(%)表示する

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数値データを割合(%)に変換

\ 仕事のステップアップに繋がる!?

Excelでは「割合」を「パーセント(%)」の形式で表示することができます。

もしかすると、セルに直接『50%』と入力している人もいるのではないでしょうか?

『○○%』とべた書きしても問題ありませんが、一つずつ入力するのは面倒です。データ量に比例して作業の手間やミスも増えるのでおすすめしません。

そこで今回はExcelにおける割合の求め方と、数値データを自動でパーセント(%)表示する方法をご紹介します。

一般的な割合の求め方と問題点

一般的に、全体の何パーセントかを表す「割合」は以下の計算式で求めることができます。

割合を求める計算式

  • 「データ(一部)」÷「データ(全量)」×100

今回は「人口ランキング」の表をもとに解説していきます!

ではさっそく、実際のExcel画像を使いながら見ていきましょう。

上記の計算式を参考にして、関東圏内における各都道府県の人口割合を算出した結果がD3:D9セルです。

割合の求め方

D3:D9セルに数式を入力し、各都道府県の割合を求めることができました。

問題点①:『%』が表示されない

一般的な割合を求めるだけであれば計算式を入力する方法でも対応できますが、『%』が表示されないのが残念ですよね。

『%』が表示されないと、何の結果を求めた数値データなのかを一目で判断するのが難しいです。

判断不能のデータ表示

問題点②:割合としての機能を持たない

さらには「データ(全量)」×「割合」で各都道府県の人口を求めようとしても、うまくいかないことに気づくでしょう。

割合を使った再計算

このように表示上は割合がうまく求められているように見えても、計算するには不適切な結果となってしまいます。

そのため、一般的な「データ(一部)÷データ(全量)×100」で割合を算出するのはおすすめできません。

Excelにはこの悩みを解決できる機能が搭載されているので、ここから解説していきます。

Excelにおける割合の求め方

Excelにおいて、「○○%」と表示したうえで計算にも使える割合のデータを保持する方法は以下になります。

Excelにおける割合の求め方

  1. 「データ(一部)」÷「データ(全量)」の計算式を入力
  2. 数値データを割合(%)に変換(表示形式をパーセンテージにする)

「データ(一部)」÷「データ(全量)」の計算式を入力

まずはD3:D9セルに「データ(一部)」÷「データ(全量)」の計算式を入力します。

割合の求め方_Excel

これで各都道府県の割合をパーセント(%)表示にするための準備が整いました。

数値データを割合(%)に変換

ここから見た目をパーセント表示にして可読性を高めたいと思います。

方法はいくつかありますが、「表示形式」を「パーセンテージ」にすることで「○○%」と表示することができます。

[ホーム]タブの[数値]にある[パーセントスタイル]

まずはExcelの上部にある[ホーム]タブから設定する方法です。

手順

  1. パーセント(%)表示したいデータを選択
  2. [ホーム]タブを選択
  3. [パーセントスタイル]をクリック

まず、割合を表示したいデータを入力しているセルをすべて選択します。

その後、[ホーム]タブを選択してから[数値]にある[パーセントスタイル]をクリックしましょう。

パーセントスタイル

これで、簡単に割合のデータをパーセント(%)表示することができました。

パーセント表示

ちなみに、パーセントスタイルで表示形式を変えると小数点以下は表示されません

表示桁数を変更したいときは、パーセントスタイルの右にある[小数点以下の表示桁数を増やす]ボタンで調整しましょう!

各都道府県の人口を「データ(全量)」×「割合」で求める計算式を適用してもうまくいくので、表示は「パーセント(%)」のまま、データとしては割合を保っていることが分かるでしょう。

人口再計算

ショートカットキー

ショートカットキーを使って一瞬でパーセント表示に変えることもできます。

キーボードの Ctrl + Shift + 5 が割り当てられており、パーセント表記の変更を頻繁に利用する人はぜひ覚えておきましょう。

ショートカットキー

[セルの書式設定]の[表示形式]から[パーセンテージ]を選択

セルの書式設定を活用した方法では、実際のサンプルを確認しながら表示を決めることができます。

手順

  1. パーセント(%)表示したいデータを選択
  2. セルの書式設定を開く
  3. [表示形式]タブから[パーセンテージ]を選択
  4. サンプルを確認しながら表示を決めOKを押下

まずはパーセント表示に変換したいデータを選択し、セルの書式設定を開きます。セルの書式設定はショートカットキー Ctrl + 1 で開くことができます。

セルの書式設定を開く

表示形式]タブから[パーセンテージ]を選択すると、選択部分のデータをパーセント表示した際のサンプルを確認することが可能です。

セルの書式設定(パーセンテージ)

サンプル通りの表示となることを確認しましょう。

今回は複数セルを選択しているので、D3:D10セルがパーセント表示になっていればOKです。

パーセント表示2

パーセント表示などの表示形式だけでなく、同時にセルの罫線やフォントを変更したいときには[セルの書式設定]から設定するのがおすすめです。

まとめ

今回は、割合の求め方と数値データを自動で簡単にパーセント(%)表示する方法をご紹介しました。

まとめ

  • 一般的な割合の求め方と問題点
  • Excelにおける割合の求め方

よく使用する機能なのでしっかり覚えておきましょう。