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【Excel】表の空白セルを一括選択し、空白行をまとめて削除する方法

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空白行をまとめて削除_アイキャッチ

「空白セルを一気に選択したい」
「空白行をまとめて削除したい」

Excelでデータの管理をしていると、表のなかに空白セルや不要な空白行が増えてしまうことがあります。

目視で空白セルだけを探すのは大変な作業ですし、大量の空白行をひとつずつ削除していくのは手間がかかるのでおすすめできません。

今回は、表の空白セルを一括選択し、空白行をまとめて削除する方法をご紹介します。

手動で空白行を削除する方法

空白行が1行や2行の場合は手動で削除する方法で十分です。

まずは空白セルのある行を選択します。

選択できたら、ショートカットキー Ctrl + で簡単にセルや行の削除ができます。

手動で削除

ただ、上述したように大量の空白行を手動で削除するのは現実的ではありません

ここからはまとめて削除する方法をお伝えしていきます。

空白セルを一括選択する方法

空白行をまとめて削除するためには、空白セルをすべて選択する必要があります。

まずは『商品管理』表をもとに、空白セルを一括選択する方法を知っておきましょう。

手順

  1. セル範囲の選択
  2. 「ジャンプ」ダイアログボックスを開く
  3. 「選択オプション」ダイアログボックスを開く
  4. 「空白セル」を選択する

1.セル範囲の選択

まず空白セルを見つけたいセル範囲を選択します。

今回はA列の『商品名』データが空白になっているセルを抽出したいので、A2:A11セルを範囲選択しましょう。データ量が膨大である場合、列を選択しても大丈夫です。

空白セル削除_範囲選択

2.「ジャンプ」ダイアログボックスを開く

次に、「ジャンプ」ダイアログボックスを開きます。

開き方はいくつかありますが、今回は Ctrl + G でダイアログを表示させます。

空白セル削除_ジャンプダイアログボックス

3.「選択オプション」ダイアログボックスを開く

ジャンプ」ダイアログボックスを開くことができたら、左下にある「セルの選択」をクリックしましょう。

空白セル削除_ジャンプダイアログボックス2

選択オプション」ダイアログボックスが表示されたら次に進みます。

空白セル削除_選択オプション

4.空白セルのみ選択する

選択オプション」ダイアログには多くの選択肢がありますが、今回は「空白セル」を選択します。

空白セル削除_選択オプション2

空白セル」を選択して「OK」をクリックすると、範囲選択したセル(A2:A11)のなかで空白セルのみをすべて選択状態にしてくれます

空白セル削除_空白セル選択

このように、Excelの機能を利用すれば目視で確認することなく空白セルのみを選択することができます。

空白行をまとめて削除する方法

ここからは、空白行をまとめて削除する方法をご紹介していきます。

空白セルを一括選択する方法」を実施できていることが前提となりますので、上記を参考にしてから進めてください。

1.削除ダイアログを表示する

空白セルがすべて選択できているので、 Ctrl + 削除ダイアログを表示します。

空白行削除_削除ダイアログ表示

削除ダイアログの挙動については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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3.削除ダイアログで『行全体』を選択する

削除ダイアログを表示できたら、ラジオボタンの選択肢の一つである『行全体』を選択し、OKをクリックします。

空白行削除_削除ダイアログの行全体

空白セルの存在する空白行がまとめて削除されていることを確認できたら、完了です。

今回は商品B、商品E、商品Jの行が削除されました。

空白行削除_行削除後

空白セルを選択するだけなので、他の列や行にも応用することができます。

まとめ

今回は表の空白セルを一括選択し、空白行をまとめて削除する方法をご紹介しました。

手作業では時間がかかるだけでなく、ミスも多発してしまします。

Excelの作業はできるだけ自動化して、作業の時短をしていきましょう。