「エンジニアは性格悪いって聞くけど、本当なのだろうか?」
「性格が合わない人と同じ現場になったらどうしよう」
エンジニアを目指している人にとって、このように職場環境に対して不安に思うことはありませんか?
現役エンジニアとして働いている筆者ですが、結論からお伝えすると性格が悪いエンジニアはそれなりにいます。
できれば平穏な環境で働きたいというのがみなさんの望みだとは思いますが、運悪くハズレを引いてしまうこともあるでしょう。
今回は、性格が悪いエンジニアの特徴や理由と、性格が悪い人への対策をお伝えしてします。ぜひ最後までご覧ください。
目次
性格が悪いエンジニアはいる
現在も現役エンジニアとして働いている筆者ですが、仕事の現場では「この人、性格悪いな」と感じるような振る舞いをされることがあります。
普段から関わりの薄い人であれば特に気にならないのですが、同じチームや直属の上司である場合は、日々のストレスに繋がってしまうものです。
性格が悪いエンジニアには特徴があり、いくつかのパターンに分けることができるのでご紹介します。
性格が悪いエンジニアの特徴
性格が悪いエンジニアの特徴は、下記のパターンに振り分けることができます。
性格が悪いエンジニアの特徴
- コミュニケーションをとらない
- 小言や嫌味が多い
- プライドが高い
- 威圧的な言動が多い
それぞれ解説していきます。
コミュニケーションをとらない
エンジニアの仕事に限らず、良い関係性を築いていた方が日々の業務がうまく回ることが多く、日頃のコミュニケーションは仕事を円滑に進めるために必須と言えるでしょう。コミュニケーションを取らない人がチームにいると、全体の雰囲気も悪くなり、業務も思うように進まなくなるものです。
仕事に関する情報が共有されていない状況に陥ると、タスクの進行を妨げ、作業の重複が起こることで、生産性を下げる原因となります。
コミュニケーション不足に陥る要因として、システム開発の現場では他企業と共同して作業に取り組む状況が多いことが挙げられます。
自社の部下や上司とは積極的に関わりを持ち、他社の人員は最低限の連絡しかしない、というのはエンジニア業界によくある話です。
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小言や嫌味が多い
仕事をしていると、1日に何度も疑問点の解決をするための質問を上司に投げかけることになります。
分からない部分を教えて欲しいとたずねた際、「こんなことも分からないのか」のような小言や嫌味を言う人とは、距離をとりたくなるものです。相手に対する尊敬心や謙虚な姿勢を持たない人は、周りから嫌われますよね。
しかし、コミュニケーションを取るのが苦手で、無意識に小言を言ってしまうケースもあります。
言葉通りに受け取るだけでなく、発言の真意を読み取るように意識してみてもいいかもしれません。
プライドが高い
プライドが高い人がエンジニアは、自分のミスを認めなかったり、失敗を隠したりすることがあります。最悪の場合、自分のミスを他人に転嫁し、責任を押し付ける人もいるでしょう。
エンジニアの仕事は幅広いスキルを必要としているため、仕事ができるようになってくると自尊心が肥大化しがちな職業です。「自信のある方法で対応したから間違っているはずがない」と、プライドばかり膨張してしまっている人もいます。
このようにプライドが高い場合、周りの人への対応も横柄となり、性格が悪いエンジニアとして見られてしまうようになるでしょう。
高いプライドは、百害あって一利なしと言えるかもしれません。
威圧的な言動が多い
威圧的な言動は、相手より優位に立ちたいという心理の表れです。自分が正しいという前提で発言している傾向があり、承認欲求の高さの表れでもあります。
自分の欲を満たすために周囲を利用していると見られるため、性格が悪いという印象がついてしまうものです。
性格が悪い人との付き合い方
性格が悪い人が職場にいると、毎日の仕事がつらくなってしまいますよね。
特に心理的なストレスが蓄積されると、精神病やうつ病のリスクをかかえてしまうことになります。できるだけ自分の負担を軽減するため、性格が悪い人との付き合い方を身に付けておきましょう。
できるだけ距離をとる
性格が悪い人との付き合い方として、最も効果的なのができるだけ距離を取ることです。基本的には、必要以上に関わらないように行動することをおすすめします。
しかし、仕事の上司や同僚である場合は嫌でも顔を合わせる機会が多くなるでしょう。その場合は、最低限の会話で済ませるよう心がけ、できるだけ話しかけないように意識してみてください。
『関わるだけストレスが溜まるのであれば近づかない』という単純な解決策ですが、簡単に実践できて最も効果的なので、まずは当人から離れるようにしましょう。
チャットツールを活用する
エンジニアであれば、現場においてチャットツールを使わないことはないと思います。席が近かったり、直接聞いた方が早く解決する質問だとしても、チャットツールを通して連絡するのもひとつの手です。
直接話さないことで、相手の嫌な部分が目につかなかったり、話しかける労力を割かずに済みます。最低限の関わりに収まるというのも嬉しい限りです。
また、チャットを通して連絡や質問をすると、会話が文字として残るというメリットもあります。チャットツールを通して嫌味を言ってくるのであれば、それを証拠として別の上司に相談することもできます。
「この人とは合わない」と見切りをつける
職場にはたくさんの人がいるので、1人くらい性格が悪かったり、自分と合わなかったりする人がいてもおかしくありません。
相手の言動一つひとつに悩むくらいなら、『この人とは合わない』と見切りをつけてしまいましょう。『この人の言動はどうでもいい』と、多少見下すような気持ちでいるだけで、ストレスを抱えることが少なくなります。
スキルを身に付ける
簡単にできることではありませんが、性格が悪い人と関わることがなくなるくらいのスキルを身に付けるのも対策の1つです。
エンジニアの立場をあらわす指標として、プログラミング技術や現場知識を持っているかが大切になります。嫌味を言われることが無くなるくらいまでプログラミング技術を磨き、チームをまとめる立場まで成長することができれば、職場の環境もより良く感じるかもしれません。
経験を重ねるごとに様々な知識は蓄えることができますが、技術は自ら調べ、学習することが必要です。日々の業務にしっかり取り組み、余裕があれば勉強してみてください。
転職する
自分が働く現場や部署を変えたくても、企業側の都合もあるためそう簡単に異動できるものではありません。
上司に相談したり、様々な対策を講じたうえで耐えられなくなった場合は、早々に転職の決断をしてしまいましょう。
転職のメリット
- 職場環境を変えることができる
- 待遇(労働時間や収入)が改善されるかもしれない
- 転職を考慮するだけで気が楽になる
いまやエンジニアは引く手あまたの職業であると言えます。エンジニア職から離れたいと考えているとしても、ITに強い人材を欲している企業はたくさんあるので、そこまで転職活動に苦労することはないでしょう。
しかし、考えなしに仕事をやめてから転職活動を始めるのはおすすめしません。現在の職場で働きながら、終業後や休日に転職サイトを活用したり、面接の準備をしたりして転職活動するようにしましょう。
まとめ
この記事では、性格が悪いエンジニアの特徴や理由と性格が悪い人への対策をご紹介しました。
まずはできるだけ距離を置いたり上司に相談するなりして、環境が変わらない場合は限界を迎える前に転職も視野に入れて行動してしまいましょう。